いまだに「くまもん」のどこにアクセントがあるのかわかりません、こんばんは。
日が暮れて寒くなったので、あったかいコーンポタージュでも飲もうかとカップ自販機に向かったのですが、そこで僕はとてつもなく悩むことになりました。
同じ商品なのに値段が違う。。
しかも右側の価格は手書きという怪しさ。
あえて手書きまでして意思表示しているわけだからおそらく90円が正しいのだろうな、とは思う。
しかしだ。手書きの値札をセットした時に、隣の80円に気付かないわけはないし、だとしたらなぜそのままにしてあるのか。
謎は深まるばかりであったが、80円と表示している以上、そこはやっぱり堂々と80円で買わせていただこうじゃないかと100円玉を入れたわけです。
ところが、その先に、さらなる混乱が待ち受けていました。
ん!?
ぼ、ボタンが青く光っておる!
ということは。。
オウムから怒りが消えた。。ちがう。
お前!コールドだったのか!
左上に燦然と輝く『ホット』の文字は偽りだったのか!
むしろ、右側の『ホット』のほうが隠れているじゃないか!
いったいどっちなんだい!
しかも、普通、同じドリンクだったらコールドのほうが値段高いんじゃなかったっけ?
おいおい、ますますわけわからなくなってきたじゃないか!
さて、あったかいコーンポタージュをより安く飲むには、いったいどのボタンを押せばいいのでしょうか。
ボタンが青いんじゃやっぱりコールドだよなぁ。
でも、『ホット』って書いてあるし。
でも、自販機はハイテクだからボタンの色と実際のホット、コールドの切り替えは連動しているはず。
となるとやっぱりコールドか。
でも、普通コールドのほうが高いんじゃなかったっけ?
でも、ボタンは。。
思考が回りだしました。
高校の国語の先生が、「人間は限界が近づくと考えが堂々巡りを始める」と言っていたのを思い出しました。
こんなことに時間を取られるわけにはいきません。
今、最も避けなければならないのは、この寒い中、冷たいコーンポタージュを飲むということです。
ここは潔く90円を払って確実にホットのコーンポタージュを飲むことにしよう。
そう心に決めた僕は右の燦々と赤く輝くボタンを押したのでした。
もしかしたら値札も取り違えていてほんとは80円なのかもしれない、という淡い期待を抱いて。
『ポン!』
チャリーン。
10円のおつりとともに、
無事、温かいコーンポタージュが出てきてくれました。
さすがに、ここでコールドが出てくるほどの悲劇とはならずホットしました。