林檎とレールのあいだ

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あらためてiPhone XSを振り返ってみよう

さて、今回はティムさんが新しいiPohne XSなどを発表するのをリアルタイムに見ていたわけですが、数日経ったので冷静になってもう一度振り返ってみたいと思います。

 

まずは「iPhone XS」と「iPhone XS Max」ですね。

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Appleのホームページより

 

「iPhone XS」はまさにiPhoneXの後継機種。まったく同じサイズでCPUが「A11」から「A12」に変わったこと、デュアルSIM対応になったことが大きな違いです。

とくにA12への変更はAppleの発表でも結構な性能向上をうたっていました。しかしながら、他にもカメラ機能なども向上していますが、素人にはその違いがわからないというか気にしないレベルの違いにまで達している感じで、多くの人には今回の進化はそれほど印象に残らないのではないかと感じました。まあそういう違いを気にする人たちが買うのがiPhoneとも言えますが。

 

価格はiPhone Xと同じで

64GBモデルが112,800円(税別)

256GBモデルが129,000円(税別)

そして新しく登場した512GBモデルが152,800円(税別)

です。消費税込みで165,024円ですよ。

iPhone Xは価格が高くて思ったほど売れなかったとも噂されていましたが、同じラインのiPhoneを同じ価格で、ということはAppleとしてはそこそこ売れていたという評価なのかもしれません。

 

そして「iPhone XS Max」。

よりサイズの大きいのが出てくるのは想像の範囲内でしたが、Maxという名前はAppleにしては安易な感じがしたのではないでしょうか?

これまでの流れからするとPlusと付きそうですが、そこはやはりXシリーズはこれまでとは違うという印象にしたかったのかと思います。

そもそも、これまでの「Plus」も安易といえば安易ですよね。「iPhone XS Max」だとXが2回出てきて促音が2つもあるので呼びにくいです。

あっ!「テン」って読むんだった。なぜかiPhone Xは「テン」なのにiPhone XS Maxは「エックス」と呼んでしまう不思議。

本体サイズはiPhone 8 Plusとほぼ同じ。でも液晶のサイズはiPhone 8 Plusの5.5インチから6.5インチと格段に大きくなっています。

まだ実物を見ていませんが、この液晶の大きさは結構なインパクトがあるのではないかと思います。

そしてそしてやはり気になるのはその価格ですよ。

 

64GBモデルが124,800円(税別)

256GBモデルが141,800円(税別)

512GBモデルが164,800円(税別)

です。消費税込みで177,984円ですよ。

 

MacBookが142,800円(税別)で買えることを考えるとその価格に驚きますが、Appleとしてはその価値があるとのことなんでしょう。

技術的にはそれだけの価値があるのかもしれないなと思いながら、でもこれを買ってやることが今までの延長線上でしかない自分にはちょっと無理な価格ですね。

どれだけ売れるのか興味あります。

 

そしてもう一つ「iPhone XR」

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Appleのホームページより

 

カラーバリエーションを揃えたiPhone Xですね。

すぐにiPhone 5cを思い出しました。あれは無くなってしまったのでApple的にはどこか失敗だったとすると、今回はそれを克服して出してきたということでしょうか?今回も兄貴機種iPhone XSの廉価版という位置付けですね。

iPhone XSとの違いは、画面が有機ELではなくて液晶であることと背面カメラがデュアルレンズではないこと、そして意外だったのがiPhone XSよりサイズが大きいことです。廉価版となるとサイズ的には小さくなる傾向でしたが今回は逆でした。

 

そして廉価版として最も大事な価格ですが、

64GBモデルが84,800円(税別)

128GBモデルが90,800円(税別)

256GBモデルが101,800円(税別)

です。

ストレージ容量もXSより小さくしてこのお値段です。

iPhone XS Maxを見た後にこの価格を見ると安いかなぁと思ってしまうのは、錯覚ですからね、気をつけましょう。

でもよく考えたらiPhone8とくらべてもホームボタンがなくなり、それ以前の機種からイヤホンジャックなどがなくなったのでより安く作れそうな気もするんですがね。

 

ちなみに、意外なことに今後もiPhone7までもが継続して販売されるらしく

iPhone7 ー 50,800円(税別)から

iPhone7 Plus ー  64,800円(税別)から

iPhone8 ー 67,800円(税別)から

iPhone8 Plus ー 78,800円(税別)から

となっています。

 

iPhone7とiPhone8の違いもCPUとワイヤレス充電の有無ぐらいなので両方残すことにそんなに意味があるとは思えませんが、iPhoneを5万円から購入できるのはありがたいことかもしれません。

でも、わたくし、最初のiPhoneであるiPhone 3GSを59,000円ぐらいで購入したんですよね。

あの時は、その価格ですら非常に高価という印象でしたが、スマホの黎明期でその新しさに感動し、こんな高いものを買ってしまったと言う高揚感も相まって喜びもひとしおだったのを覚えています。それに比べても今回の価格も相当高いですね。

その後、指紋認証のTouch IDが初めて搭載されたiPhone 5s、そしてホームボタンがなくなったiPhone Xと、なにか目に見えて新しいテクノロジーが導入されたiPhoneを購入してきた自分にとっては、今回のiPhoneはあまり食指が伸びない機種です。

 

それにしても、新製品を出すたびにどんどん値段を上げていけるというのはすごいですね。もちろん常にどんどん機能が向上しているからとは思いますが、いかにAppleが自信を持って製品を開発製造しているかがわかります。

 

とりあえずAppleのお店で見られるようになったら早速見に行きたいと思います。

個人的には有機ELと液晶の違いがどれくらいなのか比べて見たいです。

 

さて、今回のAppleのイベントではこのマークが掲示されていましたが結局これは何を意味していたのでしょうかね。

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Appleのホームページより

最初にこのマークを見たときはホームボタンに見えたので、全機種ホームボタンがなくなってiPhone Xのようになるのだろうなと予想したのですが、無くなるものを誇張するよりも新しい機能を強調するかなと、結局なにか想像できませんでした。

イベントを見た後も判然としないのですが、やっぱり今回は実際ホームボタンが無くなりましたし、カメラ機能も結構な時間をかけていたのでレンズの外観を模したものかなと。

答えは何ですかね。