林檎とレールのあいだ

Apple製品や鉄道旅行について書いたり書かなかったり

JREモールで買い物をしたら昔のモヤモヤを思い出してしまった。

鉄道会社はどこも大幅な乗客減によって経営が厳しくなっているようで、私自身も以前に比べれは距離的に5%も乗っていないと思います。

にもかかわらず、JR東日本はJREポイント(JR東日本がやっているポイントサービス)に関して色々なサービスを打ち出していて、利用する側から見ると、大変ありがたいことです。

それと関係するかどうかわかりませんが、たまたまJR東日本が運営しているJREモールというショッピングサイトのクーポン券をもらったので初めて利用してみることにしました。

www.jreastmall.com

と言っても特に欲しいものがあるわけではないので、どんな物があるかと色々眺めていたら、これなら買ってみてもいいかも、と思えるものを見つけました。

それがこちらのティッシュボックスケースです。届いた実物。

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探したところ「東京駅」と「高輪ゲートウェイ駅」しかなかったので、ベタな東京駅はやめて高輪ゲートウェイ駅を選んで購入してみました。

ケースによっては取り出し口がきつくてティッシュを取り出す時に破れてしまうようなものがあるのですが、これは取りやすくてなかなかいい具合です。

箱そのままで置いておくよりも部屋の雰囲気も良くなりますね。

 

さて、しばらくいい気分で眺めていたこのケースなのですが、まじまじと見ると、その昔、味わったあのモヤモヤを思い出してしまいました。

あの、疑惑の駅名公募の一件です。

田町ー品川間に新設する駅名をJR東日本が募集するということで、6万件を超える応募があったにもかかわらず、たった36人しか応募していない160位の「高輪ゲートウェイ」に決まったのです。

上位には「高輪」「芝浦」「芝浜」など、まあ想像の域を出ない名称が並んでいました。

選挙でも多数決投票でもないので、1位を選ばなくてもいいですよ。

でも、ほんのわずかな人しか応募していない160位の名称を選択するなら公募なんかせずともJR東日本が決めれば良かったのではないでしょうか?

一体なんのために広く応募を求めたのか。

そもそも、この田町電車区・品川運転区の跡地開発のコンセプトにはすでに「グローバルゲートウェイ品川」という名称が使われていたので、それに近いのを選んだと想像しますが、まったくもって納得いかない一件でした。

今更、何を言ったところでどうしようもないのですが、個人的には「高輪駅」と呼ぶことでささやかに意思表示しておこうと思います。

 

「高輪駅」開業前に撮っておいた写真。もう二度と見ることはできない貴重な風景。

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でも高輪駅の開放的な作りは気に入っていますよ。