もうずうぅ~っと前から、一回は行こうと思っていたラーメン二郎にやっと行ってきました。
量が多くて食べきれないとか、注文が難しいとか、行列で長いこと待つとかいろいろと言われていますが、実際にどんなものかはやはり行ってみないと分からないですからね。
といっても、もともと二郎発祥の地である三田本店は僕の地元で、周りの人や友人の多くが食べに行っていたのですが、自分は、そのうちそのうちと言っている間に、そのうちがこなかった、というよくあるパターンで行けずじまいに終わっていました。
そして今回、知人とたまたまラーメン二郎の話になった時に、行ってみよう!となったのでした。
JR田町駅を降り、慶応仲通り商店街を抜け、信号を渡って慶応大学の正門の前を抜けたところにラーメン二郎三田本店はあります。
お店に着いたのは夕刻。
すでに並んでいる人は8人ぐらい。さっそく最後尾に並びます。
少しずつ列が進み、入り口に近くなると店の中の店員さんから「食券見せてください」と声が掛かります。
注文はまず自販機で今は珍しいプラスチック食券を購入することから始まります。
列が入り口に近づいたら自販機で食券を購入して待機。店員さんから声をかけられたら食券を見せます。食券は色が違うだけですので、店員さんはその色で注文の準備を始めます。
今回、せっかくなので豚入りラーメンにしてみました。いわゆるチャーシュー麺ですね。
待っている間に店内をのぞくと、慶応大学のサークルからの感謝状がずらり。
店員さんは有名なご主人を含め3人。ご主人は奥におられました。
椅子はボロボロです。
さて、いよいよ自分のがまわってきました。
店内に入って案内された席に着きます。
いろいろと前もって仕入れた情報によると、二郎のラーメンは通常のお店のラーメンの2倍とかなんとか聞かされていましたが、たしかに、周りで食べている人の器を見ると確かに大量の麺と野菜が。
恐れをなして、とっさに「麺少なめで」と追加でお願いしておきました。
さて、出てきたのがこちら。
うん、まあ多いことは多いかもしれません。でも食べられないこともないかなぁ、と思っていました。ただ、麺少なめといった割には他の普通盛りの人との見た目の違いがあまり分かりませんでした。
ご覧のように野菜と肉で麺が見えない状態で運ばれてきますが、まずは麺から食べるのがよいという情報を仕入れていましたので、奥のほうから麺を引っ張り出して食べ始めます。
味は、いままで食べたラーメンのどれとも違う味であることは確かです。
とびぬけて美味しいという感じではないですが、おそらく癖になる味なんだろうと思います。なんとも表現するのが難しい味でした。
さて、食べ始めましたが豚ラーメンを頼んだために麺少な目でも肉はそれなりに入っています。この肉がまたとっても立体的な、岩のような肉でして、食べ応えがありすぎです。この肉のおかげで時間がたてばたつほど、麺も野菜もなかなか進まないという状況に陥ってしまいました。
何度も完食はあきらめようかと思いましたが、念願の二郎に来て残してしまうのはなんとももったいないというか、負けたような気がするので、とにかく頑張って食べました。
そして胃が満杯になり食道までいっぱいになっているのではないかと思うぐらいに食べてやっと器を空にすることができました。
しかし、これを食べつくした時の達成感たるや、ここ数年で一番でした。この感覚を味わえただけでも来た甲斐があります。
ひとつ心残りだったのは、やはり、高校生ぐらいの若い時に食べに来くればよかったなぁということです。今は食べきれないようなラーメンも若い時ならペロッと食べてたのではないかと思います。
食べに行って一週間ぐらい経ち、食べ終わったときはもういいかな、と思ったのですが、なぜかまた食べてみたいという気落ちがふつふつと湧いてきているのが不思議です。これが癖になるということでしょうか?
今は家が遠いのでなかなか行くのが難しいですが、また機会があったらチャレンジしてみたいと思います。