林檎とレールのあいだ

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久々の高速バスとバスタ新宿

久々に夜行高速バスを利用してきました。10年ぶりぐらいです。

昔はよく東京と大阪を往復していたのでしょっちゅう高速バスを利用していたのですがここしばらくは全然使う機会がありませんでした。

というか、いつの頃からか高速バスは辛い、という印象を持つようになっていて、たとえ関西に用事があっても高速バスを使うという選択肢は浮かんでこないようになっていました。

今回は、関西での滞在時間もあまり長く取れなかったので、時間と費用を安く済ませようと思い、久々に夜行の高速バスを予約したのでした。

 

以前、よく使っていた頃はやっと格安の高速バスが出始めた頃でそれほどバス会社の選択肢も多くなかったように記憶していますが、それに比べるとずいぶんと増えたように感じます。

今回選んだのは、高速バス会社の中でもメジャーな感じのWILLER TRAVELの高速バスを選んでみました。

 

早速く、予約をするためにホームページにアクセスしてみましたが、以前よりシートの種類などが豊富になっていて、安さよりも快適性や高級感を前面に出しているのが印象的です。

その中から今回選んだのはBusiness Classというシートです。東京-大阪で約1万円です。安く仕上げるはずが、好奇心の方が優って高い席を選んでしまいました。まあ1泊の宿代が含まれていると思えばそんなに高くはないでしょう。

 

出発はバスタ新宿です。今回バスを選んだもう一つの理由がこのバスタ新宿を使うためです。まあ、使わずとも行ってみればいいだけなのですが、やはり実際にバスに乗ってみて初めて使ったと言えるのではないかという単なる自己満足のためでもあります。

 

出発当日、バスタ新宿に到着です。

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金曜日の夜ということもあって場内は人でごった返していました。

 

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案内板が随所にあるのでまあわかりやすですが、人が多いからなのか、どこに行ってもちょっと狭い感じがします。

 

さて、バスが到着しました。WILLER TRAVELのバスはこのピンクの車体が特徴ですが、どうも女性専用バスに見えてしまいます。

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これはPASMO専用改札口が女性専用改札口に見えてしまうのと同じですね。

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奮発したBusiness Classというシートですが、こんな感じです。3列のうち1列は完全独立。残りの2列は仕切り版を挟んで隣り合わせになっています。

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今回予約したBusiness Classはこの2列の方で、完全独立の1列シートはBusiness Class Confortというさらに良いクラスのシートだったとあとから知りました。

でもシート自体はどれも同じで、座り心地も通常のシートよりは断然良くて、電動式のリクライニングが音もなくスムーズに倒れてくれるのはとても気持ちいいです。そして真横一歩手前まで倒れてくれます。

コンセントもありますが座席の下の方にあるのでケーブルがある程度の長さがないと手元には持ってこれない感じでした。

 

肝心の乗り心地ですが、座席については文句ないのですが、やはり道路の段差による揺れだけはいかんともしがたいです。

東名高速名神高速と走って行くわけですが、時々起きる強烈な突き上げるような振動は昔と変わらず睡眠を妨げてくれます。

ただし、1つだけ以前とはちょっと違うところがありました。しばらくまったく揺れもなく快適に眠れる時間があったのです。

それは第二東名を走っている時です(たぶん)。以前使っていた時はまだ無かった新しい道路は凹凸もなく、そのため音も静かで実に快適でした。ずうっと第二東名ぐらいの揺れなら言うことないのですが。

バスがどんなによくなっても揺れの解消は難しいんですね。

 

そんなこんなで大阪に到着です。

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空中庭園で有名なスカイビルの麓に着きました。

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久々に乗った高速バスですが、確かにバスの快適性は向上していました。しかし、いかんともしがたい道路の段差からくる揺れは依然として大きく、新幹線に比べて乗り心地が快適とは言えません。

 

やはりまだ、昼間に移動している時間がない時や費用を抑えたい時など消極的な選択になってしまいますね。いつの日か路面の影響をまったく受けないようなバスが登場してくれることを願ってやみません。