バスの運転手同志はすれ違うときに手を上げたりして挨拶するのに、電車の運転手は何もしないのをなんか素っ気ないなと感じてたこともありました。
さて、8月24日でつくばエクスプレスは開業10周年を迎えます。
これも、ひとえに皆様の、って僕が言う立場ではないのですが、他人事ではない気分です。
つくばエクスプレスHPより
何といったって、僕はつくばエクスプレスを開業初日から通勤で使っていたのですから!
僕が当時住んでいたのは、全国住みよさランキング10位の守谷市。
そして守谷駅はつくばエクスプレスの全路線の中ほどにある主要な駅です。
つくばエクスプレスの守谷駅ができる前は、関東鉄道常総線という2両編成のディーゼル車が走る守谷駅がひっそりと佇んでいました。
その上に立体交差でつくばエクスプレスが走ると知った僕は、おそらくつくばエクスプレスが走る振動で崩れるなこの駅舎は、というぐらいにはおんぼろでした。
ところが、ついでに、と言っては何ですが、常総線の守谷駅も新しく建て替えられることになり、分不相応な立派な駅になりました。
つくばエクスプレスの守谷駅はJR常磐線の取手駅のような立ち位置の駅で、ここを始発、終点とする電車が多い駅です。
守谷駅を境に、電車を動かすために架線に流れる電気が直流から交流に変わるので守谷駅までしか走れない電車があるためです。
いやーそれにしても懐かしいです。
最初は「つくばエクスプレス」なのか「つくばエキスプレス」なのか迷いました。
10年前ということは、当時の僕はまだiPhoneもiPadもそしてJobsの運命も知らずに守谷駅のフードコートで牛丼を食べていたわけです。
開業からしばらくは快速でも座れていたのですが、あれよあれよという間に乗客が増え、各駅停車でも座るのが難しくなり、いったいこの大量の人たちは今までどうやって通勤していたんだと思ったものでした。
まあ、JR常磐線を仕方なく遠回りに使っていたんでしょうけど。
つくばエクスプレスに客を取られたJRは慌てて特別快速なんかこしらえましたが、初めからやれよという感じですね。でも常磐線の利用客もだいぶ混雑が緩和されてよかったんではないでしょうか。
今、TX秋葉原駅では10周年記念イベントもやっていますし、開業10周年記念サイトも開設されています。
このサイトには10年前と今の写真が掲載されているのですが、変わりようにびっくりです。守谷駅の隣の「みらい平駅」なんて月面と地球か!ってぐらい違いますよこれ。
つくばエクスプレスHPより
リアルシムシティですね。
いまは引っ越してしまってつくばエクスプレスに乗る機会は無くなってしまいましたが、新路線の開通はそうそうお目にかかれないイベントでしたのでよい思い出になっています。