秋の連休を利用して山形県の日本海側、鶴岡市にある加茂水族館に行ってきました。
この水族館は今でこそクラゲの展示で世界的に有名なのですが、以前は閉館寸前まで追い込まれるほど無名ですたれた地方の水族館でした。
それが、ふとしたきっかけでクラゲの展示を始めたところ、これが好評でどんどん集めているうちに今や50種類ものクラゲ(世界最多)を展示しています。
大きな船をイメージした水族館の外観。
水族館の入り口の看板もクラゲ、しかもちょっと気持ち悪いほうのクラゲですね。
連休中日ということもあって、駐車場も車でいっぱい、館内もヒトデ、いや人でいっぱいです。
入ってしばらくは普通の水族館らしい魚の展示が続きます。地元、山形県庄内地方の魚を紹介したコーナーもあります。
そして、しばらくすると、クラネタリウムというダジャレか!と突っ込まざるを得ないタイトルを起点としてクラゲ展示が始まります。
暗い館内の小さな窓からのぞき込む水槽にはライトアップされた無数のクラゲがふわふわと浮いています。
それではクラゲの写真をいくつか貼っていきましょう。
様々なクラゲを見て回った最後に、圧巻の大水槽を漂うクラゲの登場です。
なにぶん写真の腕がいまいちゆえ、魅力の半分もお伝えできていませんが。。
つい先日、天皇皇后両陛下もまさにこの場所をご覧になられたそうです。
アシカショーもあります。
思っていたよりも、よく調教されていて、滞りなくスムーズにガイドのお姉さんとのやり取りをこなしていました。
それにしても廃業寸前まで追い込まれた水族館がクラゲに助けられたというのは示唆に富みます。いろんな種類の珍しい魚をやみくもに集めて展示するとかではなく、逆にクラゲに特化してクラゲ一本にして復活というのは、いろいろと製品を増やしてぼろぼろになってしまったAppleがiMacやMac Bookに製品ラインを絞って復活したのと同じですね。
やはり、選択と集中は大事ですな。
鶴岡は、庄内空港を使うか、新潟まで上越新幹線で行って、そこから在来線を乗りついで行くので、ちょっと不便ですが、興味があったらぜひ行ってみてください。
そしてもし行ったら、ぜひ地元の方と話してみてください。真の庄内弁はとっても難しいですが、温かい感じのことばですから。