学生時代、初めて電子メールを使い始めた時は、なんて便利なものなんだ!一瞬で世界中どこにでも届くなんて!と意味もなく送りつけていたことを思い出します。
そして使えば使うほど、スパムメールやチェーンメールなども増えて行き、僕も何度か、ウイルス関連の偽情報なんかに踊らされたこともありました。
そんな電子メール(といいう言い方すらすでに古い感じですが)もSNSの台頭により、使用頻度が減っているようですが、SNSはサービスプロバイダーによりある程度管理された環境ということもあり、まだまだいわゆる迷惑メールなどは電子メール界でも健在です。
今回は、今までに受け取ったスパムメールをいくつか紹介したいと思います。
まずは、一見して怪しいとわかるメールから。
まず僕のメールアドレスはezwebですらないですが、その前に日本語がおかしい。「貴様のアカウント」って。。
「mufg.jp」というURLは確かに銀行のアドレスとして存在しますが、実はこの青字をクリックすると、全然違うURLに飛ばされます。
送り主のアドレスはyahooのアドレス。まあ、やる気のない雑なスパムですね。
次はちょっと前に大量に送られ続けたスパム。
某有名ゲーム会社のメールを装ってます。
件名の日本語からしておかしい。
その後も同じようなメールが何通も。
調べるまでもなく怪しいです。
次はちょっと手が込んでいます。
まだHotmailという名前のサービスだった頃に送られてきたもの。
いかにも本物らしいロゴとともに、最後のクレジットまで結構本物っぽく作られています。メールのアカウントを確認しないと削除するという内容。リンクをクリックして確認しろと言っています。鵜呑みにすると焦りますね。文中のリンクもHotmailのURLっぽいです。
しかし、このメールも「ソース」を見ると 、
Hotmailと書かれた先程のURL(赤枠)をクリックすると、全然関係ないURL(青枠)に飛ばされてしまいます。メール文面だけでは分からないですね。
次はPayPal。
これもロゴマークをくっつけて本物っぽくしていますが、ソースを見ると、
やはり全然違うURLにリンクされています。
次はLinkedIn。これも同様に違うリンクに結び付けられています。
そしてMicrosoftを装ったメール。
不正ログインがあったよ、という内容を装っています。
これもMicrosoftではないURLへのリンク付き。不正ログインされた!と焦ってクリックしてはいけません。
Googleを装ったもの。
そして僕が一番間違えそうだなぁと思うのがfacebookを装ったメール。
これ↓は偽物。
そしてこれ↓は本物。並べると微妙に違いますが、それだけ見るとなかなか分からないですよね。まあ英語で送られてくること自体が怪しいと思う第一歩ですが、そのうち日本語で送られてくる可能性もないとは言えません。
そして、本物のfacebookのメールに合わせてスパムも進化しています。ちょっと前のスパムはこんなでした。
これは、当時の本物のメールが次のようなものだったからです。ちゃんと本物の進化に合わせてくるんですね。
変なメールに騙されないためには、最低限、次のことに気をつけましょう。当てはまっていたら怪しいです。
- 日本語が怪しい文章のメールが来た。
- 身に覚えがない内容のメールがきた。
- 送り主のメールアドレスがサービスの名称と関係ない。
- 使っていないサービスからメールが来た。
- ふだん日本語で使っているサービスなのに、メールが英語(またはそれ以外の言語)で送られてきた。
- 使っているサービスからのメールだけど、登録していないメールアドレスに届いた。
- なんか知らんが緊急を要する内容のメール文面だ。
- URLにマウスで矢印カーソルを持って行って表示されるURLが文面と違う。
メールに表示されたURLはなるべくクリックしないほうが良いですね。
自分からそのサービスに見に行ったほうが良いです。
下記も参考にどうぞ。