また一つ、日本の鉄道線が消えることになりました。
本日3月31日で三江線はすべての列車の運行を終了し、明日4月1日に正式に廃線となるとのことです。
三江線(さんこうせん)は、広島県の三次駅(みよしえき)と島根県の江津駅(ごうつえき)を結ぶ路線です。
地方ローカル線の宿命ともいうべき、乗降客数の減少により廃線が決まりました。
僕は2011年に乗りに行っています。
今回はその時の写真をペタペタと貼っていきたいと思います。
相変わらず、走る車内からの写真が多くガラス越しでかすんでいたり、斜めだったりしますがご容赦ください。
では早速、江津駅からスタートです。
もちろん単線です。
どうもこの時はあまり熱心に写真を撮っていないようで、全部の駅の写真が残っていません。
最初に写真に収めた駅は川平駅でした。
川平駅の駅舎。
ホーム全景はこんな感じ。
三江線は江の川(ごうのかわ)に沿って走っているのでこういう光景がよくあります。
これは隣の川戸駅の駅舎。改札も何もないですね。
ちなみに、この1両編成の車両の扉はバスの扉のように開きます。
景色は結構いいですよ。
田津(たづ)駅。
石見川越駅。雨が降ってきました。
時には民家の脇を走ります。
鹿賀(しかが)駅。
因原(いんばら)駅。
反対側の使われていないホームは廃墟間感たっぷりです。
使用中の駅舎は左の建物。
川沿いなのでこういう景色がよく見られます。
霧がかったトンネル。(窓が古くて傷だらけだったかのかも。。)
木路原(きろはら)駅。
竹駅。
竹駅の駅舎というか待合所。
乙原(おんばら)駅。
雨が止んで日が差してきました。
こういう赤い鉄橋が多いですね。
石見簗瀬(いわみやなせ)駅
今度は青い鉄橋です。
ちなみに車両はワンマンですからバスのように整理券をとって料金を支払います。
明塚(あかつか)駅。
粕淵(かすぶち)駅。
そして浜原駅に到着です。
浜原駅は、三江線の真ん中ぐらいに位置し江津駅と三次駅からこの浜原駅止まりの列車が設定されているようなちょっと格上の駅です。
隣のホームには行き違い列車もいました。
駅舎の前には、三江線全通記念の碑が建てられていました。今となってはちょっと物悲しいですね。
駅舎の中には古い駅名板があります。
しばらく写真がなくて、次は口羽(くちば)駅。
列車全景をパチリ。
さてここで、鉄道好きな方は、あれっ?と思われたことでしょう。
何かが足りないと。。
そう、宇津井(うづい)駅の写真がないのです!
何ということでしょう、おそらく寝てたか何かで気づかなかったものと思います。
宇都井駅とは地上20mに突如現れる特殊な構造の駅で「天空の駅」ともいわれる鉄道ファンにとってはとても有名な駅なのです。その写真を納めていないとは乗り鉄としては落第と言われても仕方ないでしょう、無念。。
でも長年行ってきた鉄旅では時々こういうことがあるのです。
気を取り直して旅の写真に戻りましょう。
次は作木口(さくぎぐち)駅です。よみにくいですね。
次は香淀(こうよど)駅です。
駅舎は比較的新しかったのですが、もう使われないのですね。
粟屋駅。いったい何人の人が、この後に「大惨事」と言ったことでしょう。
次は、尾関山駅。走っているのでピンボケ。
尾関山駅の駅舎。
そして終着の三次駅です。
高架橋からの風景。
改札口の様子。
そして、駅舎です。
この駅舎、今は建て替えられてきれいになっているみたいです。
と、ここまで見てきた線路にはもう列車は走らず、ホームに人が待つこともありません。
人口減少や都市一極集中で今後も廃止路線は増えていくと思います。せめてこうやって思い出だけでも残せていけたらと思う次第です。