いやー、今回は悩みました。
買うべきか、買わざるべきか。
買わなくてもよい理由は、使用中のiPhone 5sで十分満足していたから。
もう3世代も前の機種で、動作ももたついてきているのは分かります。
でも、デザインもいいし小さくて持ち運びは楽で片手で完全に操作できるし、バッテリーもこのエントリーに書いた使い方しているのでまだ全然へたっていないし、3年経った今でも全く問題ないのです。
しかも、iPhone 5sといえどもSIMフリーなので当時それなりのお金を出して購入して、壊れるまで使いたおす!と意気込んでいたのです。
それなのに、今ここで新しい機種を買ってしまっては、あの覚悟は何だったんだと。
そしてもう一つは、iPhone Xの価格があまりにも高いから。
スマホに12万円とか、パソコンより高いではないですか!
そんなものを、落として壊してしまうようなものに払うなんて怖くてできません。
正直、今回はパスしようと、あきらめようと思っていたのです。
でも考えました。
これまで、iPhone6、7、8と出てきましたがまったく買う気が起きませんでした。
それは、これらの機種がこれまでの延長線上にしかない製品にしか思えなかったからです。
あと、あまり大きいiPhoneは好きではありませんでした。
携帯するものはなるべく小さいほうが良いという考えを持っているからです。
なぜiPhone 5sは買ったかというと、指紋認証という、これまでとは全く違う方法を取り入れたことが魅力的で購入に至りました。
やはり、何かしら画期的で、使ってみたいと思うものがないと購入には至りません。
そういう意味では今回、初代iPhoneから10年の時を経て、ほぼ全面刷新といえるようなiPhoneが出たとあっては、大きさはともかく、やはりどうしても触ってみたい、所有してみたい、使ってみたい!となってしまうわけです。
「買う理由が値段なら買うな。買わない理由が値段なら買え。」
この格言に従うと、今回は「買い」だ!
腹をくくって買うことにしました。
そうと決まったら、問題は発売時の争奪戦です。かねてより、歩留まり悪く十分な数が用意できないと噂されていましたから、予約当日の混雑ぶりはこれまでにないほどになることは容易に想像できます。
しかし買うと決めたら何としても発売日に手にしたい!Apple WATCHの時と同様に万全の態勢で臨まねば。
そして、予約開始の10月27日の午後4時1分。僕はちょうど海外出張から帰ってきて成田空港から高速バスに乗っていました。出張が決まったときは、あわや飛行機の中か!無念!と焦りましたがなんとか間に合いました。
走るバスの中でiPhone 5sのアプリを立ち上げてその時を待ちます。
バスの中ですから、もしかしたら電波が悪くてつながりにくいかもしれないというハンデがないかハラハラしながら。
そして午後4時1分、戦いの火ぶたが切って落とされました。
しかーし、待てど暮らせど何も表示されません。やはり混んでいるからなのか、電波が悪いのか。アプリからはまったくつながる気配がないまま数分が過ぎました。
これでは埒があかん。Safariでつなごう!Safariを立ち上げてAppleストアにつなぎます。
何回かつないだところで購入画面に進むことができました。
しかし、ここで購入続きを進めているうちに、あろうことか、購入をちゅうちょする自分が出てくるではありませんか。
11万円が消費税を加えると12万円になり、おいおい本当にこんな価値あるんかよ、と、もう一人の自分がささやくのです。
最後の「購入」のボタンを押す手が止まります。
そんなことを知る由もない高速バスは乗客とスーツケースを乗せて走ります。
このバスの中で、いま同じようにiPhoneから購入手続きをしている人はこのバスの中人何人いるのだろう。
もしかしたら最初からつながってすでに購入を済ませ、ガッツポーズのひとつでもしている人がいるかもしれない。
はたまた自分と同じように、このあまりにも高い価格に最後の一押しに躊躇している人もいるのではないだろうか。
ふと周りを見渡すと、ほとんどの人が口をあけて爆睡していました。
フッ、俺だけだ!
Apple WATCHを買った時の記憶がよみがえります。
そんなことをしている間に、おそらく何千もの人が購入を済ませていったのでしょう。
ひと思いに「購入」ボタンを押したとき、お届け日は12月を示していました。
なんと、愚かな。
煮え切らない自分に情けない思いでいっぱいでした。
ということで、発売日早々手に入れた人たちを横目に、首を長ーくしてまっていたのですが、思ったより早く届くことになりました。
Appleもそうとうサバを読んでいたのか、あるいかキャンセルが多かったのかわかりませんが。
何かと話題のクロネコさんに無事手渡ししてもらいいよいよ開封です。
段ボールを開けたとこ。
出てきました。
箱を開けると、簡単な説明書。
本体のお出ましです。真っ黒です。
本体下にはACアダプタとイヤホンなど。
今回もAppleシールが入っていました。
早速、iPhone5sに入っていたSIMをiPhone Xに入れ替えます。(iPod touchの写真が粗すぎる。。)
電源を入れると、いつものように各国の言葉であいさつが表示されます。
ちなみにバッテリーはほとんど空でした。なので充電しながら。
これとか、
これとか、全くわかりません。
あとは画面に従って設定していくだけ。
そしてiPhone Xの目玉。Face IDの設定です。
顔をぐるぐるとまわしてデータを取っていきます。
そして完了。
もうCMなどでおなじみとなった画面が表示されました。
iPhone Xの美しさを微塵も表現できていない写真だらけですみません。。
まず、iPhone Xを最初に手にした時の感想は「重い」でした。そう重さがね。
まあこれはiPhone 5sからの移行なのでしかたないですね。
両者を比較するとこんな感じ。
iPhone 5sの全体よりもiPhone Xの画面のほうが大きい。
ちなみに、前機種から移行したらすべてのアプリのアップデートが始まってしまってうちの貧弱なネットワークではものすごく時間がかかってしまいました。
iPhone X最大の特徴のひとつがホームボタンが無くなったことです。
これは下からスワイプすることでホームボタンを押したことと同じ操作に変わりました。
試しにやってみましたが、思ったより違和感なく、すぐに迷うことなくやるようになりました。
結構な違いだと思っていたのですが、案外楽勝ですね。よく考えられてます。
ちなみにFace IDですが、普通にiPhoneを手に持って使い始めるときの認証は早いです。あっという間です。
でも、最初に持ち上げたときに顔がiPhoneの前になくて途中から認識を始めるとしばらく顔を前に持っていても認識されない場面がありました。そうなると、どうしていいかわからなくなりますね。
ほんのちょっとだけ使ってみましたが、やはり画面が大きいというのは見やすいですね。当たり前のことですが、ずうっと初代から変わらぬ大きさの画面で過ごしてきた者にとっては一番といっていいほどの大きな変化です。
残念なのは背面のカメラが出っ張っていることです。最近の機種はみんなこうなっていますが、iPhone 5sはぺったりなので、机においても違和感ないですが、iPhone Xを机に置くとガタつくしカメラに傷がつきそうで嫌ですね。
まあ、それもケースを買うまでの辛抱です。
思ったよりも早く入手できてしまったので、ケースがまだなのです。
以前、ケースを買う前に早速落としてしまったことがあったので今回はそうならないように、まだ慎重に使っています。
はやくケースを入手せねば!