林檎とレールのあいだ

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「竹むら」のおしるこを食べてきた

「おしるこ」は「汁粉」の丁寧な呼び方として「お」をつけたのだと思っていますが、いつぞや「おみおつけ」が「御御御付け」と書くと知った時の衝撃は忘れられません。味噌汁に対する人々の並々ならぬ敬意を感じずにはいられませんし、海外に長いこと行った日本人が、口を揃えて「お味噌汁を飲みたい!」と言いたくなるのもわかります。

 

さて、ときおり無性に「おしるこ」が食べたくなるときあるのですが、どうせ食べるなら本格的なおしるこを!ということで、以前から気になっていた人気のおしるこ屋さんに食べに行ってきました。

 

今回行ったのは神田須田町にある「竹むら」さんです。

秋葉原駅から歩いて向かいました。万世橋方面に向かいマーチエキュートを通り過ぎてほどなくすると見えてきます。

こちらが「竹むら」さん。お店自体が古く趣があります。

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お店に着いた時は4人ほどが並んでいました。

 

少し待ってお店に入ると、店員さんに混じってご主人と思しきおじさん自らも案内や注文取りをしていました。椅子とお座敷の両方ありましたが、今回は椅子の席でした。

 

さて、店内のメニュー(写真撮り忘れた)は基本、文字だけのお品書きでしたが、お店の前にはこちらの写真付きのお品書きが掲示されていました。

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これは全てではありませんが、季節によって変わるようです。

 

今回は、「ザ・おしるこ」を食べにきたので、別のメニューには目もくれず「田舎しるこ」を注文しました。

 

そして出てきたのがこちらです。

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みてください、これ、「ザ・おしるこ」でしょ。これをおしることと言わずして、何をおしること言おうかっていうぐらいおしるこです。

 

最初に緑茶はもちろん、さくら茶まで出てきて、さながら結婚式の控え室かと思う雰囲気です。

 

肝心のお味ですが、甘すぎず、ほどよい甘さのあずき汁に、ちょうど良い焼き加減のおもちがのった、なんとも絶妙なコンビネーションで飽きのこないおしるこでした。

 

この竹むらさんは揚げまんじゅうも有名だそうです。持ち帰りもあるようなので、今回は食べられなかったのですが、また次の機会に食べてみようと思っています。

 

あなたにもときどき押し寄せているであろう「おいしいおしるこが食べたい!」という欲求が出た時に、ちょいと気軽に訪ねてみてはいかがでしょうか?