MNPを動詞として使うことの是非は置いといて、とうとう邪悪な2年縛りの刑を終え、メインの携帯というかスマホというかiPhoneを格安SIMに変えました。
これまで、ドコモ、ソフトバンク、イー・モバイル、そして勝手にワイモバイルと移ってきましたが、満を持しての格安SIMです。
なぜ格安SIMに移るかって言ったら、そりゃやっぱり安いからです。強制的に話し放題の料金を取られることもないし2年縛りもない。(まあ大手キャリアもやめる方向ではあるようですが)
格安SIMに移行しない理由はないというぐらいに感じていました。
そしてその移行を阻んでいたのもまた2年縛りです。キャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jpとか)も10年以上使っていません。僕を止めるものはもう何もありません。二度と大手キャリアなんか使うものか!という意気込みで、縛りの切れた2月早々に移行をしてきました。
さて、今や格安SIMといえば群雄割拠の時代です。
かなりの数の会社からサービスが提供されていて選ぶのも大変です。この辺はまた別に書くとして、今回はあっさりと「OCNモバイルONE」にしました。
その理由は、すでにOCNモバイルONEのデータ通信専用のSIMを使っていて、とくに不満もなかったし、データ利用料などを確認できるアプリも使いやすかったから、というのもありますが、なんといってもIP電話である「050plus」の電話番号が一つ無料で付いてくるからです。
データ利用料を確認するアプリの画面。分かりやすい。
格安SIMはその名の通り安さが売りですが通話料金はとくに安くはありません。30秒20円ですから、一回長電話するだけでかなりの料金になってしまいます。
最近はLINEやFacebookで通話ができてしまうので電話回線自体あまり使わなくなっていますが、相手が普通の電話や携帯の場合は電話回線による通話が必要です。そのたびに高い料金を払っていたのでは格安SIMの意味がありません。
そこでIP電話の登場です。ネットワーク回線を通じてかける電話なので通話料も携帯で掛けるよりもかなり安く、国内固定電話への通話は3分8.64円、国内携帯電話への通話は1分17.28円です。
そしてOCNモバイルONEではこのIP電話サービスの一つである「050plus」の基本料が無料なのです。基本料無料なので、サービスを使わなければ完全無料です。しかも相手がIP電話なら通話料金も無料です。(全部のIP電話が無料ではないですが)
そして050plusが使うデータ通信量もカウントされず無料なのです。すばらしい!
ということで、善は急げ。
通常格安音声SIMは、契約を申し込んで、本人確認書類を送ってSIMが届くのを待って、という面倒くさい手続きが必要なのですが、そんなもの待っていられないので、家電量販店の即日受け取りカウンターに行って手続きしてきました。(データ専用の格安SIMはもっと簡単です)
今回使ったのはビックカメラの有楽町店です。完了まで2~3時間かかりましたがその日のうちに手続きはすべて終わります。
ちなみにビックカメラだと「BIC SIM」というビックカメラオリジナルのSIMになり、OCNモバイルONEをそのまま契約するより「ひかりTVエントリープラン」というのが月額無料でつかえるのでよりお得です。(ひかりTVを使うならね。)
初月無料ということで一番データ量の多い10GB(3,000円)コースを申し込みました。
来月はもっと安いコース(1,600円コース)に変えるつもり。
これまで、ワイモバイルには月に4千円から5千円台の月額料金を払ってきていました。
それがこれからはたったの1,600円です!
というのはちょっと誇張で、これまでの契約はデータ通信使い放題だったので単純比較はできないのですが、まずなんといってもiPhoneを通話可能にできたことが大きいです。
これまでは、Androidスマホを通話携帯として使いiPhoneは格安SIMでデータ専用として使っていたので2台持ちだったのですが、これを1台にまとめることができるのが僕にとって一番のメリットなのです。
通話のための携帯として使っていたAndroidスマホ。左は世界最小スマホと言われた「Sony Ericsson mini」ってやつで、右が自分としてはまったく使えななったスマホGS03。結局「Sony Ericsson mini」を4年間使っていました。
さて、モバイルはこれでよいとして、家のネットが問題です。
これまでワイモバイルの回線で家のネットもすべてまかなっていましたが、格安SIMの安いコースにするとそれではちょっと足りません。
これは別途解決してますがそれはまた今度。
いやー大手キャリアに縛られないってすがすがしいですね。
織田にも上杉にも北条にも頼らずに生きてゆくと腹を決めた真田昌幸の気持ちはおそらくこんなだったのでしょう!(大げさ)