林檎とレールのあいだ

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「花嫁のれん号」に乗ってきた

金沢・和倉温泉の旅のメインイベントのひとつが「花嫁のれん号」に乗ることです。

 

まあ正直、和倉温泉に行くことになって調べて初めてその存在を知ったんですけれどね。

昨今の豪華列車やイベント列の車盛り上がりの割りに自分自身は全然乗れていないなぁと思っていたところに、ちょうどこんな豪華な感じの列車が走っているとなったら乗らないわけにはいきません。早速ネットで予約しました。

 

乗車するのは始発の和倉温泉から終点の金沢までです。

では行きましょう。

 

まずは和倉温泉駅舎。

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駅名板。

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駅前にいた和倉温泉ゆるキャラ「わくたまくん」。

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改札はもちろん自動改札ではありません。

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待合室の様子。

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構内には花嫁のれん号にちなんだオブジェが。

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花嫁が幸せになるようにとのれんを贈る風習があるそうで、それににちなんで乗客のみなさんにも幸せになってもらうことを願った列車だそうです。

 

花嫁のれん号は1編成しかないので金沢からやってきた折り返し列車に乗ります。

折り返しのための準備中です。

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乗車できるまでの間に車両を眺めてみましょう。 

まずは全景。1号車側から。

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そして2号車側からの全景。

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たまたま隣に来た「のと鉄道」の車両とともに。

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1号車と2号車の連結部分。

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2号車の中ほど。

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2号車の全景。

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先頭のエンブレム。

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車両の外側を堪能したところで、いよいよ中に入っていきます。

 

先ずは1号車から。

車両端の壁は輪島塗をイメージしたデザイン。

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客席に向かうと、高級料亭の入り口を彷彿とさせる飛び石デザインの床。

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座席は半個室のようになっていて、それぞれ名前がついています。

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4人掛け、3人掛け、2人掛けとバリエーションがあります。

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そして金沢の伝統工芸品の展示スペースも。

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つづいて2号車。

1号車もそうでしたが客席スペースの扉は一面の金箔です。

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こちらはオープンスペースに一人掛けの椅子が窓側を向いて配置され

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奥には4人掛けや2人掛けの席も。

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列車が発車するときはホームから駅員さんが手を振ってくれます。

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車内では車掌さんがこんな乗車証明書を配ってくれました。

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右側に特急券をはさむスペースがあり、車掌さんが花嫁のれん号専用の改札スタンプを押してくれます。

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そして左側の乗車記念スタンプは車内に設置されたスタンプ台で押印できます。

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さらにこんなプレートで記念写真も撮ってくれます。

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車窓の景色は西側は海が見えますがだいたい田園風景です。

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1時間とちょっとの旅はあっという間に終わり、金沢駅に到着です。

着物姿の添乗員さんが見送ってくれます。

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花嫁のれん号は普通の特急料金で乗れます。同じ区間を走る、能登かがり火号やサンダーバード号と同じ料金ですからお得ですね。

 

昔、列車は手段でしかなかったですが、いまは列車に乗ること自体が目的にもなる楽しい時代です。

自分も、久々に特別列車に乗ることができて旅を一層思い出に残るものにできました。

 

どこかに出かけるときに、ネットでササっときっぷを予約するのも便利でよいですが、あえて時刻表で列車を調べると、こういう特別列車やイベント列車を見つけることができるのでおすすめですよ。