林檎とレールのあいだ

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JR全線乗りつくしの旅を始めたきっかけ

今年も今日で終わりですね。

休みを利用してこれまで、なかなか整理できていなかったデジカメ写真をちょっとずつ見直しています。

なかでも、JR線乗りつくしの旅を始めたきっかけがいつだったか、はっきり覚えていなかったのですがだんだん思い出してきました。

 

そもそものきっかけは就職して大阪に引っ越したことにあります。

東京までの帰省をいかに安くあげるかを研究すると、おのずと「青春18きっぷ」と「ムーンライトながら」というキーワードにたどり着きます。

確かに、この組み合わせがいちばん安いのです。

なので、当然のごとく何度も利用するわけなのですが、そうしているうちに「青春18きっぷ」を使うことが日常になってきます。すると次に、「ムーンライトながら」だけではなくあの「大垣夜行」というキーワードも関わってきます。

そしてさらに、寝台で帰ることを画策すると「寝台急行銀河」や「サンライズ号」なども気になってくるようになります。

もともと好きだった鉄道の旅がさらに楽しくなってきてしまうわけです。

 

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ムーンライトながらを利用すると、東京に早朝に到着します。そして使っているのは青春18きっぷ。すでに8時間近く乗って到着したわけですが、まだその日丸一日使えるのです。

となると、じゃあもうちょっと乗ってどこかに行ってみようか、となるわけです。

 

そう考えて最初に向かった先が、常磐線の水戸でした。これが2003年のこと。偕楽園を観光てちゃんとした旅行の体をなしていました。そして同じ年には房総半島を周り、さらに身延線磐越東線にも乗りに行って、その頃には、ついでではなくあえていろんなところに行ってみようという目的を持って乗るようになっていました。

 

でもまだこの頃は全線乗りつくしなど全く考えていなくて、関東の近場で行ったことなかったところを回ってみようという軽い気持ちでした。

 

そんなこんなで、ちょっとずつ乗っていると、ある時、これはもしかして完乗できるのではないか?と思い始め、それまで乗ってきた路線を地図上で塗りつぶしていくと、まだ乗っていないところが初めてはっきりしてきました。

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そうなると、自分の性格上、乗らないわけにはいかなくなります。その後は、乗るたびにその地図を塗りつぶしていくのが楽しくなって、どんどん進めていきました。

でも、ただ乗るだけでは面白くないので、沿線に有名な観光地や世界遺産があれば見て回りました。

 

そして2013年にとうとう、JRの在来線に関しては乗り尽くすことができました。新幹線は全部乗っていないですが、青春18きっぷを使った旅ということで除外です。

約10年かかっていたんですねぇ。

その間には、転勤や引越し、そしてあの震災で、かつて自分が降り立った駅が津波で跡形もなくなる、というなんとも言えない場面もありました。

 

撮った写真もかなりの量ですが、撮りっぱなしでほとんど見返すことも、まとめることもないままになっていました。

来年はこれらをちょっとずつ整理しつつ、ブログにもアップしていこうかと思います。

 

ということで今年一年、ありがとうございました。

来年もまたよろしくお願いいたします。