林檎とレールのあいだ

Apple製品や鉄道旅行について書いたり書かなかったり

映画『寄生獣』を見てきた。

僕もいつか全米を泣かせたいです。

 

さて、いよいよ映画『寄生獣』の一般公開が始まりました。

早速見てきましたよ。

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いやー、実に面白かった!

 

面白いという言葉が適切かどうか微妙ですが、迫力ありました。

そして思っていたよりかなりグロいです。血飛沫とか苦手な人は絶対やめた方がよいです。

でも、今日は半分ぐらいは小中学生でした。。

 

本当は、東京国際映画祭のクロージング上映で観たかったのですが、ちょっと油断してたらあっという間に売り切れていました。

 

僕が寄生獣を読んだのは学生の時です。たまたま友人が持っているのを読ませてもらってはまりました。

もともと、あまり漫画を読む方ではなく、ジャンプみたいな分厚い本は一冊も買ったことなかったです。

なのに、その後は、その存在すら知らなかった「月刊アフタヌーン」という漫画雑誌を今か今かとその発売を待ちわびていました。

そして、気に入った漫画は全巻揃えて持っているという感じで、寄生獣はその中の一つです。

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久々に実家で眠っていた本を広げてみました。

今売っているのは表紙もだいぶ違うみたいです。

 

さて、ここからは多少ネタバレが入るのでこれから映画を見る人はここまでにしましょう。

 

 

 

まあ、有名な漫画なので、いまさら僕が語ることもないですが、なんというか引き込まれますよね。

絵的には、血は吹き出るわ、人がたくさん惨殺されるわで、かなりグロテスクなので人によっては受け付けないとは思いますが、そういうのが平気な人は読んでみることを、読んだことがある人は映画を見ることをお勧めします。

 

かねてより寄生獣が好きな人なら実写化については誰もが一度は考えたことがあるのではと思うのですが、僕ものその一人です。

そして、もし実写化するとしたら誰がどの役をやるのかを想像していたのですが、今回の映画のキャストを初めて見たとき、まさに自分が思っていた人がいたので驚きました。

それは「田宮良子」役の「深津絵里」さんです。

これはもうずっと昔から自分の中ではこの役は絶対、深津絵里だと勝手に思い込んでいたので、これはますます見に行かねばと思ったのでした。無表情の時の深津絵里さんは何ともいえない冷たさを感じていたのでぴったりと思います。

あと、新一については強くなった後のイメージが強かったので染谷将太と聞いてちょっとどうかなと思っていて、むしろ東出昌大の方が新一には合っているような気がしていたのですが、頼りない頃の新一としては染谷将太が結構いい感じでした。 

母親役の余貴美子さんも合っていました。今、寄生獣はテレビアニメでもやっていて、その母親のキャラクターは違和感しかなかったのですが、余さんは優しい顔も非情な顔もしっくりきてよかったです。しかしベテランの余さんも、頭を振り回して人を殺すような役を演じることになるとは思ってなかったんじゃないでしょうか。

 

途中、弓道のシーンがあるのですが、高校時代に試合をしていた弓道場が(一瞬)使われていて懐かしかったです。

 

映画化にあたってストーリーをかなり端折っているところもあり、登場人物も多少違っているのですが、実にうまくつながっていました。東出ふんする島田秀雄ですが、どこか三木のキャラをかぶせているような感じでちょっと混乱しました。

所々「そう来るか!」というシーンもあり、多分、隣に座っていた人もおそらく漫画を読んでいた人で、同じところで声にならない声で驚いていました。

 

この映画、3Dにしたらものすごい迫力になるのではと思いますが、ちょっと強烈すぎるかも。

 

ところで寄生獣の発音ですが、僕はずっとイントネーションなしに「きせいじゅう」と言っていたのですが、予告編などでは「きせいじゅう」と「せい」にアクセントがある読み方をしていました。

学生時代からずっとイントネーションなしの読み方だったのでちょっと違和感あるんですが、それだと「寄生虫」と紛らわしいのであえて変えたのかなぁと思ったり。

でも映画館の案内の人もイントネーションなかったです。

 

今回公開されたのは前編で、完結編が来年春に公開されます。

前編の最後には予告編が流れましたが、今から楽しみで仕方ありません。もう一度漫画を読み返してみようと思います。